ようつべにあるアフリカの人の足に穴の開く病気?あれ何ですか?

大杉 充


アフリカ、酷い状態の足
出典 https://www.youtube.com/watch?v=xDQlUvjaNbY

 

ようつべでぼこぼこのアフリカの人の足をカッターで削っている動画を観たことはないでしょうか。穴が複数空いていて日本人からするとショッキングでもあります。

 

アフリカでは、今もなお裸足で生活したり、農作業をしたりする人々がいます。そうした人たちの中で日常的に蔓延しているのが、スナノミ症とよばれる寄生虫病です。

 

スナノミというノミの一種(場合によってはツツガムシとも)が足の裏などに咬着し、吸血します。

 

オスのスナノミであれば、吸血と排泄等による炎症が見られますが、メスに寄生されると、足の裏で産卵されてしまいます。メスのスナノミは人間の皮膚下1cmほどにも深く寄生し、そこで吸血しながら栄養を摂り、産卵します。卵は皮膚表面に無数に付着し、そのまま孵化します。産卵したメスのスナノミも、そのまましばらく吸血を続け、体力を蓄えて自ら皮膚より脱出するそうです。

 

咬着部に痛みは殆どなく、強い痒みを伴い、4~5日でエンドウ豆大の結節を形成します。魚の目のように見えることもあり、知識がないと放置してしまうこともあるようです。潰瘍を呈するので、その傷口からさまざまな感染症を罹患することも多いと言います。

 

治療される子供
出典 https://www.youtube.com/watch?v=Venh195yUlU

  

事実、スナノミ症から破傷風にかかり、ウガンダでは死者も多く出ています。この恐ろしいスナノミ症はアフリカやインド、南米などでも注意が必要ですが、現地では日常的な疾患です。そのため、ナイフの先や針、ピンなどで、ノミを直接ほじくり出して治療しています。

 

メスを入れる際には、皮膚表面の卵も全てキレイに取り除かなければいけません。産卵された皮ふ表面は黒く変色してくるのですが、表面の皮膚ごと切り取って除去することが望ましいとされています。

 

現地の人々の間で行われているナイフや針、ピンなどでお互いにノミを取り合う行為ですが、ナイフや針を使いまわすため、この治療がHIVなども感染源になっているそうです。

 

寄生されてしまった場合は、清潔な器具で完全にノミや周辺組織を除去し、しっかりと消毒して抗菌剤などを塗布した後に傷口を保護。傷口からの感染症を防ぎましょう。

 

スナノミ症、抗菌・消毒
出典 https://www.youtube.com/watch?v=mj8eyOO1Glk

 

スナノミは砂の上に生息しており、体長はおよそ1mm。主に動物の体や人の裸足の足の裏へ咬着します。ですからその予防は裸足で歩かないことです。

 

スナノミ症の危険がある地域へ行く際には、きちんとした靴をはき、できれば眠る時にも寝袋に入った入り、サバイバルシートで覆うなど、肌を露出しないようにしましょう。清潔を保つことを心がけることが重要です。

 

 

 

□大杉 充

様々な業界での経験があります。美容・健康・介護・不動産・小売。

 


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コメント: 2
  • #1

    江田浩子 (日曜日, 08 5月 2016 16:30)

    削ってる人によって随分違いますね!上の薄い皮だけほじくってる人は何の意味ないように思えます。根元から削って幼虫出して欲しいですね!

  • #2

    斉藤みちる (日曜日, 08 5月 2016 17:21)

    江田浩子さん、コメントありがとうございます。
    そのとおり、ムヒじゃ治らなそうですからね。