トンデモとされるEM菌の科学性判定 主観のもとに導入されてない?

斉藤みちる


EM菌卵をかき混ぜる安倍さん
EM卵と安倍晋三総理

 EM菌配合飼料で育てた鶏の卵を食べる安倍晋三総理大臣、EMのトンデモ具合を身を持って国民に知らせている、のかな?なお、この卵自体は問題ありません。

 

EMを検索すると、

悪臭の減少、

家畜の死亡率の減少、

ハエやウジなどの害虫の減少、

鶏舎の消毒、

家畜の堆肥質のよい堆肥になる、

味もよくなり日持ちもよくなる、

などの業務での使用に留まらず、EM菌の効果は、家庭でも発揮されているとのこと、

臭いけし、トイレなど、

キッチンの換気扇や、レンジ周り、魚焼きグリルなどの油汚れ、

リビングの掃除、

窓拭きもホコリが窓に残らない、

このように複数のスポットにEMを使っているもよう。

 

 結論から言うと、EM団子は、一種のバイオリアクターとして見た「微生物基地」としてはとても非効率的です。

出典http://synodos.jp/science/15275

 EM菌には自然界には一般的に起こらない「有用発酵分解」なる作用によって環境負荷を下げると解説されていますが、酸素を消費せずに有機物をある程度まで分解する微生物は自然界にも存在しています。

問題の本質は、有機物等が過剰となっている環境下で様々な働きを持つ微生物が連携しあって水質を元に戻すことが困難な状況になっている事であり、そこに新たな微生物(EM)を入れてもその状況が簡単に変わるとは思えません。

出典http://synodos.jp/science/15275

 

実例として、北海道の函館近郊にある大沼の水質改善に取り組んでいる市民団体が試験沼でEM投入の効果を試したが、EMを投入し続けても水質の指標は途中から頭打ちとなり期待したほどの効果は出ませんでした。代表者によると、EMを直接大沼に投入するのは断念し、2011年からは別の対策方法の検討に切り替えているとのこと。

 

 (一時的にでも)EM投入によって水質が良くなるとしても、環境保全の観点から考えてみると、さらに問題が出てきます。元々その環境にはいなかったEMに含まれる微生物が在来の微生物と混在するのは望ましい状態と言えるでしょうか。

出典http://synodos.jp/science/15275


逗子市では・・・、

 残念ながらこの測定は、EM投入ポイントの上流側でも同時に水質を測定して比較するなどの対照実験は行われておらず、EM菌投入の害悪も効能も推測が難しいものでした

出典http://dailycult.blogspot.jp/2015/06/em.html

 逗子市はEM菌事業を完全廃止。

 

 

多気町では平成25年度EM菌培養機器の売却となっています。多気町がEM菌活用事業を廃止。試験導入していた培養機を売却。汚泥処理に効果が見られず。期待された効果がまったく見られず、活用法も見つからなかった。導入には町議の強い進言があったとか。4年間の実験に終止符。

 

EMに欠けているのは、ナンセンスを見抜く汚れのない判断力である。これを機にEMの使用を見直してほしいものです。

 

 

 

 斉藤みちる プロフィール

社会活動家/「みんなの社会科」管理人

その傍らオラクルカードを中心とした占いもしております。ヒット記事『陸上自衛隊レンジャー訓練』。福祉力検定3級。

Twitter @tikyuuhattenn