さいたま市、高齢化率の推移 現状と課題と将来推計

斉藤みちる


 

そこそこ怖い話ですが、人類史上未だかつて経験したことがないスピードで日本の少子高齢化が進行している「2025年問題」や「少子高齢化」に、注目が集まっています。

 

人口及び高齢化率の推移

さいたま市の将来推計人口について見ると、市の人口は今後も漸増を続け、平成37年度には、平成26年10月1日時点よりも3万4千人あまり増加し、1,294,118人になると見込まれます。

 

しかし、増加の速度は年平均3千人程度であり、平成18年から26年までの、年平均1万人あまりの増加と比べると、およそ3分の1以下になります。

 

また、高齢化率は、平成26年度に21.4%まで増加すると見込まれます。年ごとに高齢化率は国全体よりも低く、その差は、平成26年度の4.7ポイントから徐々に広がり、平成37年度では、6.3ポイントにまで拡大するものと推計されます。

 

【グラフ・表】さいたま市の将来推計人口
出典 さいたま市 第6期 高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画 [平成27年度~29年度] P11

 

次に、首都圏を代表する中核都市のひとつとして発展してきたさいたま市は他市からの転入が転出を上回る社会的増加傾向が続いており、平成26年10月1日時点での人口は、1,259,858人となっています。

 

人口分布をみると、全国では、団塊の世代(65~69歳)と団塊ジュニアと呼ばれる現在40~44歳の世代は大差がないのに対して、さいたま市では、団塊ジュニアの世代が、団塊世代を大きく上回っています。

 

このため、全国的に団塊の世代が75歳を迎え、高齢者サービスの大幅な増加が想定される、いわゆる「2025年(平成37年)問題」といわれている時期は、本市にとっては2025年だけでなく、2050年(平成62年)前後にさらに大きなピークが訪れると想定されることから、今後とも長期にわたる継続的・計画的な対応が必要となります。

 

【グラフ・表】さいたま市の性別・年齢階級別人口分布(平成26年10月1日現在)
出典 さいたま市 第6期 高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画 [平成27年度~29年度] P12

 

日本全体に目を向けると、出生率の低下と高齢化が進み、さらに赤字が膨らんでいます。そのような状況で健康や将来の年金といった社会保障をまかなうことが難しくなっています。

 

そこで、将来的には日本も、消費税25%のデンマークのように、さらに税金を増やすことによって、福祉に力を入れるというシフトチェンジが重要であると考えられます。

 

お金を代償に安心を買うという福祉国家として当然の姿です。

 

他の先進国に遅れを取らないためにも、タイミングを見計らってそのような方向性を示したならば、強く推し進めることが必要ではないでしょうか。地方分権も大切ですが、国としての取り組みをしっかりと行って欲しいと思います。

 

 

 

出典

さいたま市 第6期 高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画 [平成27年度~29年度] P11,12

 

 

 斉藤みちる プロフィール

社会活動家/「みんなの社会科」管理人

その傍らオラクルカードを中心とした占いもしております。ヒット記事『陸上自衛隊レンジャー訓練』。福祉力検定3級。

Twitter @tikyuuhattenn


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