パート保育士に復帰したい!第三者から見た現実まとめ。自分に合った園に出会うための方法とは?【完全版】

斉藤みちる


保育士と園児で記念写真。保育園で
出典http://ameblo.jp/miz-hoikuen/

 

社会福祉の記事を書いてから、保育士女子の皆さんのお悩みを聞く機会が多いのですが、断トツ一位が、「保育園への復帰はうまくいくと思いますか?」なのです。

 

保育士をしていたものです。結婚を機にやめたのですが、仕事がしたくなりまた職探しを始めています。保育士資格は大学の時に取得しました。子供が小学校に上がるのを機にパート保育士として働きたいと思っています。(子供をカギっ子にするのが嫌なのです)しかし、実務経験に9年のブランクがあります。パートとはいえ仕事は見つかるものでしょうか?

 

職員同士の人間関係や、何歳児担当なのか、など不安なことはたくさんあると思います。でも保育士たるもの、基本は子共主体ですから保育園では先生とはいえ、ママの代わりです。常に笑顔でいれたらいいんだろうけれど、楽しい時一緒に笑って、悲しいとき一緒に泣いて、いけないことした時はきちんと叱って、リラックスして行きましょう。

 

保育士を一度やめたにも関わらず、やっぱり保育士として仕事をしたいというそなたは、きっと大丈夫だと思います。

 

当記事では、パート保育士の関係するさまざまな情報を解説しています。もう少し『パート保育士』について知りたくなった方は、下のコンテンツもぜひ覗いてみて下さい。

 

パート保育士とは

パート保育士(非常勤職員)とは、正職員とは違う雇用契約となって、通常の8時間勤務よりも、短い勤務時間になることもある保育士さんのことです。

 

8時間勤務もありますが、現在は人手不足のため4時間~6時間勤務で募集されているところもあります。また、朝7時~9時、夜5時~7時くらいまでの早朝・夕方の保育を担当する人を募集している場合もあります。

 

時給は園によって異なりますが、現在、首都圏の時給の相場は900円~1,250円あたりです。資格のいる仕事ですので、他の仕事に比べると高くなってきました。

 

この仕事のメリットは、なんといっても「子育ての経験が役に立つ」ということです。

 

主婦が再就職する場合、子供がいることで不利になる会社ってありますよね。しかし、保育園では子共がいることを大歓迎してくれます。

 

なぜかって、たとえばオムツを換えたり、食事の世話をしたり、口から吐いてしまったものを始末したりといった、汚れる仕事もかなりあるからです。

 

新人の方は、やはり慣れるまで大変です。主婦の方は、たいてい嫌がらずにさっとやって下さいます。それから、保育室や共有スペースを掃除して、家庭的な雰囲気をつくることも上手です。

 

子育て経験者なら、さらに子共の躾やケガの手当てなどもわかりますので、頼りにされます。

 

パート保育士は、雇用される園によって仕事の内容が変わってきます。採用の時に、どんな仕事をするかを良く聞いておきましょう。

 

・8時間勤務のパートさん:は、担任をもつ場合もあります。担任の補助であっても、書類書きや、行事に向けての保育指導(例えば歌や運動など)を任されることもありますので、注意しましょう。

 

なぜかって、本来こういった仕事は正職員がするものなのです。仕事の内容も多く、残業の可能性もあります。また、運動会などの行事が土・日にある場合、出勤することになります。高時給でも、わりに合わないと考える方もたくさんいます。

 

・4~6時間のパートさん:は、8時間よりは仕事が少ないです。ですが、仕事の性格上、時間通りに帰れないことはあるかもしれません。実務経験がない方や、ブランクのある方は、短い時間のパートから始めると、保育園の仕事が分かりやすいと思います。

 

・早朝・夕方保育を担当するパートさん:は、0~5歳児をひとつの部屋に集めて保育をします。

 

ひとりではなく、正職員の保育士が一緒にいてくれる場合が多いです。朝はだんだんと子共が増えていき、夕方はだんだんと少なくなっていくので、子共たちが室内で遊んでいる様子を見守っているのが仕事になります。

 

土曜保育を担当する場合も、子共たちが安全に過ごすことが一日のメインになりますので、何かを教えるということはあまりありません

 

早朝・夕方保育や土曜保育は、保育の仕事を学びたいと思っている人には、あまり向きませんが、保育士免許を使ってアルバイトをしたい人や、年配の方に向いていると思われます。

 

パート保育士になるデメリット

■収入に限界がある

パートとして働くデメリットとしては、正社員や契約社員と比べて収入が安定しない点にあります。会社の経営状況などによりシフトに入れない場合に、想定より月収が少なくなることがありますし、時給や日給で換算されている方が大半かと思います。また、賞与に関しては出ないところが多いようです。

 

■非正規でも仕事量が多い

上の項と矛盾しているようですが、パート保育士さんの仕事量についても、その園によってさまざまです。パートといえど、制作物を持ち帰ったりと仕事量の多い園もあります。

 

■有休休暇が取りにくい

法的には認められてはいるものの、現状ではやはり“取りにくい”という風潮があるようです。正社員としてフルタイムで働いている人達が有給を取得できていない状況ですとより厳しいと考えた方が無難なようです。

 

■社会保険や交通費手当て

正社員の保育士ですと、給与の中に交通費や社会保険等の手当てが組み込まれていますが、パート労働ですと、勤務している時間によっても異なりますが、そのような保障がついていないケースがあるようです。

 

保育士不足問題

地方では保育所の定員割れが起きており、待機児童は大都市の問題です。

 

出生率は低いのに待機児童が多いのは、働く母親が一気に増えたのに対し、大都市で保育所などの受け皿が追いつかなかったからです。理由は土地の確保・費用の問題、建築費の問題、それに職員の賃金の問題があります。

 

これらは、国、都道府県、政令指定都市などが総力を挙げて取り組まなければ解決できません。

 

国が潜在保育士復帰にさらなる支援策を発表

前項でも取り上げました保育士不足問題、解決に向けて、厚生労働省が緊急策を発表しました。保育士確保のため、就業した保育士に「一時金」を貸し付けるなどの制度が新設されるそうです。

 

■「保育士不足」解消に緊急対策

日本経済新聞は2015年12月17日に、厚生労働省が「保育士不足」を解消するための緊急対策を打ちだすと報じました。

 

およそ710億円を今年の補正予算案にもりこみ、来年以降から実施するといいます。

 

計画されているのは、以下のような対策。

 

・離職に歯止め:事務作業を効率化するための費用を一部助成

潜在保育士の掘り起し:「貸付金制度」や「保育所への優先入園」

・新たな保育士の確保:保育士をめざす職員を雇った保育所に貸付金

 

保育士を目指す職員を雇った保育所への貸付金は、1人あたり約300万円。雇われた人が3年以内に保育士資格をとったら、返済が免除となるとのことです。

 

■「一時金」を貸し付け。2年働けば返済免除

保育士は2年ほど勤務すれば、返済は免除されます。

 

また、保育士の子共が優先して保育所に入園できる仕組みづくりや、保育料の軽減なども行うということです。

 

この制度は、これからスタートするので、細かなところは、まだわからないところもありますが、私は、ないよりはマシだと思います。

 

ただ、「2年働かないと返済は免除されない。」というところには、注意が必要かなと感じます。

 

保育士の仕事は退勤時間も遅くなる傾向があり、長時間労働と子共を預かるという責任の重さからストレスを感じる仕事で、それも人間関係が悪くなる原因のひとつになっている可能性があります。

 

こういう園に就職してしまうと、2年たたないうちに退職し、貸付金の返済が免除にならないというケースも考えられます。

 

保育料や保育園の優先措置も同じで、仕事をすぐ辞めてしまうと優遇措置はどうなるのか、気になるところです。

 

すぐに保育士を辞めてしまう人を「根性がない」と捉える人もいるかもしれません。でも、現場で働いてみると、生まれて6ヶ月ほどの赤ちゃんや、まだ見守りが必要な子共たちを預かるということが、どれだけリスクのあることで、大変な仕事かがわかります。

 

残業も少なく、持ち帰り仕事が少ない、人間関係がいいなど、働きやすい園を探すことは、大切ですよね。

 

こんな時に味方になってくれるのは、保育士に特化した人材紹介会社です。

ほいく畑

 

同じ会社から就業している保育士さんがいれば、就業先の様子もよくわかりますし、新制度についても、新しい情報がいち早く流れますので、ぜひ登録をおススメします。

 

そなたに合った保育園に出会えるよう、お祈りするばかりでございます。 

 

 

 

 斉藤みちる プロフィール

社会活動家/「みんなの社会科」管理人

その傍らオラクルカードを中心とした占いもしております。ヒット記事『陸上自衛隊レンジャー訓練』。福祉力検定3級。

Twitter @tikyuuhattenn

ほいく畑