小池都政 保育士給与補助4.4万円で、東京の保育士求人は?

斉藤みちる


小池百合子 東京都知事
小池百合子 東京都知事

 

東京都は平成29年度、保育士の待遇改善のため、保育士ひとりあたり月額平均4万4000円の給与補助をする方針を固めました。現在より2万1000円の補助を上乗せし、ほぼ倍増となります。都内では保育士の確保が難しく、さらに保育所新設が難しい。他業種に比べて、賃金水準が低いことが要因のひとつとされ、処遇改善を後押しして待機児童対策を進めることになります。

 

小池百合子知事は2017年1月6日、予算査定後、記者団に対して、「処遇の改善を図り、人材の確保やキャリアアップに繋げて行く」と語りました。

 

国も新年度から保育士の給与アップに繋がる助成制度を拡充する方針で、都によりますと、国と都の助成を合わせると、都内の保育士の月給は平均32万円を超え、幼稚園の教諭とほぼ同じ額に引き上げられるということです。

 

 

ほいく畑

 

 

■施策のポイント

東京都は現在、保育士の月給におよそ2万3000円の補助をしているが、小池知事は、来年度、さらに2万1000円上乗せし、都として月額平均4万4000円を補助することを明らかにした。

 

 

背景/課題

都内の待機児童数は28年4月時点で全国最多の8466人と、保育施設拡充が急務ですが、低い給与水準などから保育士が不足しています。人材確保が一層課題です。

 

 

■政策目標

東京都内で保育所に入れない待機児童問題を解消する

 

 

内容

・効果は出るの?

駒崎弘樹さんがYahoo!ニュースに記した記事によりますと、「非常に荒い即席のもので申し訳有りませんが」と前置きした上で、2015年度からは、現在の東京都の保育士平均月給は22.5万円程度になっていると想定でき、そこに、今回の月給プラス2万円が乗っかりますと、平均25.1万円まで行くとしています。

 

現状では47%+αの人たちしか満足していない状況が、66%程度まで上昇することになるとのことです。

 

・ホントに保育士に行きわたるの?

キャリアアップ補助というのは、「保育士に支払った分だけ補助される」という仕組みです。よって、保育士に行き渡りやすいのですと駒崎弘樹さんは記しています。

 

・課題はないの?

処遇改善がなされた後は、保育士の長時間労働・サービス残業・持ち帰り残業等の働き方の問題が残っていて、こちらはこちらで、サビ残事業者の摘発や働きやすい保育所の都をあげての表彰等、やるべきことはたくさんあるとのことです。

 

まとめ

今回の処遇改善によって、保育士不足を乗り越える大きな武器を得たといえるでしょう。しかし、この施策は来年度行われるものなので、今年の1012月の保育士確保シーズンに効果を発揮してくるのです。つまりは、今年、あと3ヶ月後に迫る4月の入園には間に合いません。

 

そういうわけで、目前に迫る待機児童問題には効きませんし、おそらくは待機児童は今年も大きな問題となるでしょうが、来年以降の入園枠の拡大には、大きく寄与することでしょう。

 

小池都知事が思った以上にこちら方面をちゃんとやっいて、いい意味で驚きました。小池都知事の待機児童対策が神ってると言われるのもうなずけます。

 

これが保育に留まらず、全国的に、どの業界の労働者も報われるような待遇向上の流れになると良いですね。

 

 

 

 斉藤みちる プロフィール

社会活動家/「みんなの社会科」管理人

その傍らオラクルカードを中心とした占いもしております。ヒット記事『陸上自衛隊レンジャー訓練』。福祉力検定3級。

Twitter @tikyuuhattenn

ほいく畑