人生の最後を孤独死にしないために今からできる予防策3つ―生活の中でできる社会福祉

斉藤みちる


ベッドにできた死痕 イメージ
ベッドにできた死痕 イメージ
急増する孤独死。まだまだ働き盛りの50~60歳代も

ここ数年で「孤独死」は急増しています。孤独死というと、「身寄りが無い高齢者」というイメージがあります。実際、高齢者の孤独死の発生数は多いのですが、遺品整理士の花輪隆俊さんの言う所では、数でいうと2番目だといいます。最も多いのは、まだまだ働き盛りの50~60歳代なのだそう。

 

しかも、近所や友人からは、彼が孤立していたとの話は一切出てきません。『最近、姿を見かけない』『ここ数日、会社を無断欠勤している』などで心配になって来てみたら死亡していた。一般的に言われている孤独死のイメージとは、ずいぶん違います。

 

その原因は、生活習慣病の発作がほとんどです。また、別のケースでは、高齢の親と一緒に住む50代の人が2階のトイレで生活習慣病の発作で亡くなり、死後2週間たってから発見されました。

 

1階で生活していた親は気づきませんでした。「家族がいるから孤独死とは無縁」というわけではありません。

 

今からできる予防策3つ

(1)常に連絡を取り合う人間関係を作る

(2)健康の過信は禁物、適度な運動習慣を今から身につける

(3)独居者用の公共サービスもチェックする

孤独死のサービスはなかなか存在しないでしょうが、ご高齢の方なら「見守り活動」といったものがあるかもしれません。中年・青年になるとさらにサービスがないことが多いですが、私の住んでいる所ではメールで119ができるサービスもあります。

 

早い段階でエンディングノートの活用や生前整理を

万が一の場合、役立つのがエンディングノートと、日頃からの生前整理です。遺産相続などに関しては遺言書を活用しますが 、たとえば、葬儀に出席してもらいたい人や交友関係まで記載しているのは稀です。葬儀の要望や家族への最後のメッセージを伝えるのに、エンディングノートは有効といえます。

 

また、相続問題だけではなく、亡くなった後の家財道具の始末で揉めることが絶えません。「故人にとっては宝物でも家族にとってはガラクタ」と話す遺族もいました。残された家族に迷惑がかからないようにするために、元気なうちに身の回りの整理をしておきましょう。押入れの中や本棚や、物置など少しずつ整理をしていくと心も軽くなります。

 

人間の死亡率は100%です。当然のことですが、遅かれ早かれ誰しもが亡くなります。そして、それは突然やってくるかもしれません。そのときに備え、できる範囲でエンディングノートの活用や生前整理をしておく方が良いかもしれません。

 

 

 

 斉藤みちる プロフィール

社会活動家/「みんなの社会科」管理人

その傍らオラクルカードを中心とした占いもしております。ヒット記事『陸上自衛隊レンジャー訓練』。福祉力検定3級。

Twitter @tikyuuhattenn