佐々木俊尚『そして、暮らしは共同体になる。』を読んで共同体の住人を募集するぞ!

斉藤みちる


公園で『そして、暮らしは共同体になる。』を持つ=斉藤みちる
公園で『そして、暮らしは共同体になる。』を持つ=斉藤みちる

 

『そして、暮らしは共同体になる。』は全編が「ゆるゆる」というキーワードで貫かれており、生活者として、ジャーナリストとして、二つの側面の境界線が溶解するような単行本です。これからは、共同体が暮らしの主流になるのかもしれませんが、もし実践してみたらどうなるのでしょうか。

 

さっそく「北浦和公園」で私がやってみたので実施結果をご報告します。

 

共同体に入りませんか?
共同体に入りませんか?
ハトさんが参加しにきてくれました。
ハトさんが参加しにきてくれました。
こんなに連れてきてくれました。
こんなに連れてきてくれました。
ヘビくんは共同体に入るかな?
ヘビくんは共同体に入るかな?
お昼寝ですか?
お昼寝ですか?
カメさんも参加。
カメさんも参加。
僕の共同体にも噴水つくりましょうね~。
僕の共同体にも噴水つくりましょうね~。

 

最終的には、「ヒト以外の住人しか集まらない」という結論でした。

 

今回の書籍『そして、暮らしは共同体になる。』はポートランドの都市成長境界線のことや、コレクティブハウスのことが載っていたり、これからの日本人のマインドは「横へ、横へ」となるなど、興味のあるテーマでネット上で話題になっています。

 

私の共同体の住人募集で、どうしてヒト以外が集まるのかは不明ですが、なんでも試してみないとわかりませんね。

 

■同書目次

はじめに

第一章 気持ちいい暮らしに憧れるということ

罪悪感との戦い/「舌の感覚」を切り替える/素朴で安心なものを食べさせたい/「食の安全」に対する変化/反逆文化の成り立ち/アウトサイダーとしてのエリート意識/安定の裏返し、「反逆クール」/ブルジョワ・ボヘミアンの出現/表裏一体の上昇志向と反逆クール/ていねいな暮らしとは?/食に求められる「日常の大切さ」/素朴で健全、そして美味しい食事/五感で楽しむ贅沢/求めているのはごく平凡で健全な暮らし

 

第二章 ともに物語をつむぎ、ゆるゆる生きる

利便性よく安全な野菜を届けたい————オイシックス/農家の固い扉をたたく/桃みたいなかぶ、だからピーチかぶ/ネーミングから生まれる新たな物語/「規格外」の発想と神話破壊/野菜から生まれる家族の会話/美味しい野菜が織りなす物語/物語の必要性/美食は非日常の「エンタテイメント」/日常の料理の面白さを知る/ハレとケ、日常と共感/トマトをめぐる冒険/日常の喜びを知る——「くらしのきほん」/ゆるやかな物語性/店を持たない、小さな八百屋————「青果ミコト屋」/ニーズに合わせた演出————「成城石井」/ささやかな特別感に応える品ぞろえ/成城石井が考える第三の道/いまこの瞬間を楽しむ

 

第三章 開かれたネットワークと「街で暮らす」

新しい「住」のスタイル/福井の拠点/移動の自由と楽しさ/モノが減ると自由度はあがる/「横へ」のつながり/新しい時代のセーフティネット/登山から学ぶ必要最小限の極意/少ない荷物で人生を旅する/「モノ」に振りまわされない生きかた————ミニマリスト/内と外を隔てないスタイル/街に暮らすということ/自分たちの手で暮らしをつくりたい————「タイニーハウス」/公と私をゆるやかにつなぐ境界/都市か田園か/ほんとうに自然にやさしい暮らしとは/東京はいま、住みやすく静かな街/わたしたちが都市に求めるもの/「場」を求める若者たち/共有設備とコモンミール——「コレクティブハウス」/コレクティブハウスの自律的な共同体/コミュニティになる賃貸マンション————「ロイヤルアネックス」/「横へ」とつながる共同体————「サイハテ」/有機的な内外の連携/機能とニーズを循環させるパーマカルチャー/開かれたコミュニティ/「お好きにどうぞ」の哲学/暮らしや人間関係にも「可用性」が必要/破綻のない結婚生活のヒント/共感を大切にする「つながり婚」の時代/衣も食も住も、ゆるやかにつながる関係

 

第四章 すべては共同体へと向かう

わたしたちの暮らしに影響を与える〈場〉/重なり合うネットとリアル/「デジタルネイチャー」に属する未来/思い立ったらボタンひとつで/魔法のようなテクノロジーに支えられる/AIによるビッグデータの分析/ビッグデータの可能性/あらゆる場所がメディアになる/メディア空間につくる物語————「北欧、暮らしの道具店」/クラシコムの文化/メディアの3Cモデル/企業と人がつながる包括的なメディア/企業と消費者がともに創る価値/企業は「伴走者」になっていく/ライブ的な体験を共有する仕掛け/ライブ体験+継続的なコミュニケーション/人と人をつなぐ包括的プロセスへの変化/二十一世紀の新しいマインド、ノームコア/自由を生み出す究極の普通/新たな共同体の再興

 

おわりに

あとがき

参考文献

レシピ索引

 

■本書のおすすめポイント

そなたたちの心地よい暮らしを支えている企業、イノベーション、文化、そして共同体など、横へとゆるく繋がっていくこれからの暮らし方について、考えるきっかけになります。

 

 

斉藤みちる プロフィール

社会活動家/「みんなの社会科」管理人

その傍らオラクルカードを中心とした占いもしております。ヒット記事『陸上自衛隊レンジャー訓練』。福祉力検定3級。

Twitter @tikyuuhattenn