「独身で無職、孤独な初老」のメンタル的特徴 孤立しないために

斉藤みちる


初老の松本人志

 

働き盛りの世代でありながら、独身かつ無職・・・。一度のつまずきで社会から孤立してしまった男たち。彼らの共通点とは? 決して他人事ではない、生きづらい時代に“孤立しないためにやるべきこと”とは?

 

 

 孤立してしまった 独身 無職 初老 の共通点  

物欲はあまりないものの、部屋が汚い

休日は予定がなく、ダラダラ過ごしがち

政治や時事ネタなど社会への関心が薄い

 

孤立する初老は自己肯定感が低い

孤立しやすいのは女性よりも男性、20代より30代以降、高卒以上よりも中卒、さらには要介護の親がいる人という統計データが出ています。もちろんこうした属性による部分も大きいのですが、孤立する人の“メンタル的特徴”も徐々に見えてきました。

 

孤立する人に共通するのは“自己肯定感”の低さです。『なぜ自分はダメなんだろう』と社会に順応できなかった自分を責め、劣等感を抱き自ら世間との繋がりを断つ傾向にあります。

 

金銭的な貧困以上に人間関係の貧困に陥り、誰にも受け入れられないまま『もう一度頑張ろう』という意欲さえも失われてしまう。こうしたセルフネグレクトに陥ることで、孤立が慢性化してしまいます。

 

現役で働く人の生活にも“孤立の兆候”は出る

孤立への兆候は、①休日は予定のない日が多く、テレビやネットを特に目的なく観ていることが多い、②物欲はあまりないが部屋がモノで散乱している、③社会への関心が薄いなどです。

 

現場からは、企業に勤めている状態であっても普段このような生活を送っている人は、万が一何かに躓いてしまったときに、孤立した独身無職者(=スネップ)となる可能性が高いようだという報告が上がっています。

 

スネップと同様に問題となっている“働きながらの孤立”の兆候が見受けられる他、身の回りのことに無頓着になるという自己肯定感の低下、あるいはある種の諦観が感じられます。こういった生活パターンに当てはまる人は、一度転落し孤立化すればその状態が長期化してしまう恐れがあります。

 

 

 孤立しないための防衛策 

職場以外の居場所を意識的に確保する

新たな対人関係の構築をいとわない

どんな状況であれ今の自分を肯定する

 

“職場以外”の居場所を意識的につくる努力を!

これほどにも生きづらい時代、独身初老が「失職→孤立」の“落とし穴”から自らの身を守る自衛策はあるのでしょうか?

 

企業にしがみつくように働くばかりでは、そこが断ち切られたときに瞬く間に孤立し転落するばかり。今後は、職場以外に『自分はここにいていいんだ』と思える居場所を意識的につくっておくことが重要ではないでしょうか。

 

とはいっても大げさなことではなく、仕事抜きで話せる友達を大事にする、行きつけの店をつくる、ネットで趣味を共有できるコミュニティに入る、といった些細なことからで十分で、それが社会との繋がりの第一歩になります。

 

そして、年齢を重ねても新たな人付き合いをいとわない姿勢を持つべきです。孤立は何より人間の気力を奪います。どんな状況であれ今の自分を肯定し、他者との繋がりを心がけるべきです。

 

一度レールから外れるとなかなかやり直しが利かない今日の日本社会。しかしそれを“仕方がない”と諦めるのはもったいない。万が一、何かがあっても“孤立しないための努力”で、そのときに備えておくことが、今の30代に求められているのかもしれません。

 

 

 

 出典

http://news.ameba.jp/20170531-270/

 

 

斉藤みちる プロフィール

社会活動家/「みんなの社会科」管理人

その傍らオラクルカードを中心とした占いもしております。ヒット記事『陸上自衛隊レンジャー訓練』。福祉力検定3級。

Twitter @tikyuuhattenn